『ソフィア』から続くスピンオフ（？）作品
『ソフィア』をご紹介したら、避けては通れない姉妹作品が
こちらの『アバローのプリンセス エレナ』です。
この2つの物語は、ウィキペディアでこそ
『エレナはソフィアのスピンオフ』と説明されていますが、
わたしはこの2作品を双璧でありツインであり
言うなれば阿と吽だと思っております。（※仁王像の左右のアレです）
つまり、エレナあってこそのソフィアだし、ソフィアあってこそのエレナです。
作成された時期は、ソフィアが始まったのが2012年。
そこから丸3年が経過した2016年から
ソフィアの第3部と同時進行するかたちでエレナのシリーズが始まっております。
エレナのシリーズはソフィアより少しだけ年齢層が高めに作られていますので、
ソフィアを楽しんだご家庭は、ぜひとも
そのままの熱意をもってエレナに突入して頂きたい。
それぐらい、互いが互いを必要とする重厚なストーリーです。
そもそも『エレナ』とは？
もうこれを紐解くと盛大なるネタバレになるので
割愛したい気持ちはありつつも、
この設定自体が素晴らしいのでめっちゃ語りたいというジレンマ。
ひとつだけ、「エレナとはどこの誰？」という質問に対しては
『アバローという国のプリンセス』であるということです。
さて。
勘のいいママさんでしたら、「ん？どこかで……」とお気づきかと思います。
そう、『ちいさなプリンセス ソフィア』の説明をした際に
新しいパパである国王からソフィアがもらった紫色のペンダントが
アバローのペンダントという名前でした。
そう、2人を結びつけるのが、このアバロー！（※国名です）
ソフィアにとっては遠い異国の地ではありますが、
アバローは実際にソフィアの住む国と同じ世界・時間軸に存在する国です。
ソフィアはペンダントに秘められた謎を解くため
夏休みの家族旅行の行き先に遠い外国であるアバローを提案し、
音楽に乗って歌い踊るミュージカルでめちゃくちゃ楽しそうなプレゼンをして
家族をその気にさせ出発します。
そして初めて訪れたアバローで、徐々に明らかになってゆく過去の秘密……！
このソフィアとエレナをつなぐファーストエピソード
『エレナとアバローの秘密』は
たっぷり63分一本勝負のがっつりエピソードです。
（最初見たときは、話の長さと秘められた物語にびっくりしました……）
視聴する順番としては、
- 『ソフィア』第1シーズン～第2シーズン（第1話～第55話まで）
- 『エレナとアバローの秘密』（ソフィアとエレナをつなぐカギとなる物語）
- 『エレナ』の通常シリーズ
- 『ソフィア』の第3シリーズ以降
とするのがおすすめです。
最後のソフィアの第3シリーズについては、
このシリーズから、『エレナとアバローの秘密』で起こった事柄により
ソフィアのペンダントとドレスの色が変わるためです。
理由を知らないと「なんで？」となりがちなので。（うちもなりました）
そして理由を知ると、「なるほど……！」と深い理解が得られます。
なんていうか、見る目が変わります。そう、ペンダントのね。
エレナとソフィア、2人のプリンセス
『ちいさなプリンセス ソフィア』
『アバローのプリンセス エレナ』
この2つのシリーズは、
国も年も離れた2人のプリンセスが
とある理由からお互いがお互いを必要としてそれぞれに物語が展開し
2人のエピソードが密接に絡み合うという
ディズニープリンセスの物語の中でも非常に稀有なシリーズです。
なぜ、ソフィアはペンダントの力で魔法が使えたのか？
なぜ、ソフィアはアバローに呼ばれたのか？
そして終盤、明かされる理由。
なぜ、ペンダントは、ソフィアを選んだのか？（※ここが鳥肌）
こんなに可愛い絵柄で、こんなに明るい見た目の作品で、
長い時を超えひとつの国の歴史を変える壮大な物語を展開したことに
心の底から敬意を表します。
子供は「ソフィアもエレナもがんばえー！」という気持ちで
テレビの前で純粋に応援するかと思いますが、
隣で見守る親は
「こ、この伏線すげぇ……！」と身震いすること請け合いです。
ディズニープリンセスの皮をかぶった壮大なサーガを
ぜひご家族みなさんでお楽しみください☆
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